■ 情報商品について
ここ2〜3年、わが国においては諸外国と比較してブロードバンド接続料金が安くなったということもあって、ブロードバンドが急速に普及しインターネットを利用した各種サービスが生活の中に浸透しつつある状況となりました。
それと同時にインターネットは新たなビジネスシーンとして注目され、多くの企業が販売チャネルとして利用することとなり、商業活動として欠かせない存在になったといえます。
また一方では、個人でもWEBサイト(ホームページ)を利用し収入を得ることが出来るとして注目され、インターネット上にはそれらについて数多くのマニュアル類やビジネスノウハウが公開、販売されています。
これだけ数多くのマニュアル類やビジネスノウハウが販売されていると、どの情報商品が役に立つのか、それを選ぶ各購入者が何を求めてそのノウハウを購入するのか、それによってどの情報商材を選べばいいのかが大事な問題となります。
図書館や書店で、無料もしくは数千円で手に入れることが出来るような情報を、何万円も出して買ったりするような失敗はしないように、よく考えましょう。
マニュアルやノウハウなどの情報商品は、その性質上知ってしまえばそれまで、という側面を持っていますが、それを生かすのも単なるムダ使いに終わらせるのも購入者であるあなたしだいということでもあります。
それだけによく吟味して購入の申し込みをする必要があると考えられます。
たしかに、同じマニュアル・ノウハウの情報を受け取っても、それを生かして、うまくオリジナル情報を販売して成功するひとと、その情報を受け取ったことに満足してしまってそれきりのひとや、そのノウハウを生かすだけのスキルをもたない、または行動にうつさない人もいることでしょう。
たとえばある会社の有力な情報を入手したときに、あるひとはその情報をもとに株を買ってお金を手にして、あるひとは知ってることに満足するとか、誰かに伝えてオシマイといったこともあるかもしれません。
ここで大事なのはその情報の価値を見つけることができて、その情報をよりたかめて、情報を生かすという考えと行動力があるかどうか、ではないかと考えられます。
ホームページから申し込みや、購入できるということは、ホームページの構成がうまくできていれば、ついいきおいや「いますぐクリック!」(これも一つのテクニックです)といった言葉で申し込んでしまうということもあります。(経験上)
たしかに、この情報社会ではあっというまに陳腐化し鮮度が落ちたりすることがあるでしょうが、それでも情報商品を購入するときにはコスト・メリット・デメリットそして現在の自分自身のスキルや情熱がどの方向にむいているのかなどを、よく考えて行動したいものです。
では、どのようなものがいいのかということになりますが、まずは、ある程度常識的な価格というのが一つの目安になるかもしれません。
あなたが本屋さんで情報満載の素晴らしいと思われる本を見つけたとして、5,000円なら買うのか、50,000円、100,000円でも買うのかといった点を考えてみてもいいかもしれません。
たとえ100,000円の情報でも、今の自分にとっては必要不可欠なものであると考えられる情報商品であれば、またその情報を手に入れることによって、それ以上に回収できるという見込み・自信があるのならば、購入するのもひとつの決断ですので自己責任でどうぞ。
ただ、価格が高いイコール素晴らしい情報だときめつけるのは失敗につながる恐れもあるということを忘れないでおくべきでしょう。
次にはその販売者が信用がおける人かどうか、という点が重要になってくるでしょう。商売はやはり信用が大事だと言うことは昔から言われていることで、それはこのIT社会においても当てはまることではないか、と考えます。
パソコンがあればアイデア一つでできるということから、おそらく今後も情報商品を販売することによって起業しようとすると言う人はまだまだ出てくるでしょう。情報先進国であるアメリカでは現在の日本の何倍もの情報商品が売られています。
「お客様の声」だけを信用するのではなく、実際に購入されたかたのサイトを見ることによってある程度は推し量ることができるのではないでしょうか。
わたしはなにもかも情報商品を否定するものではありません。私自身いくつかの情報商品を購入しました。
一からものを作り上げることを考えれば、優秀なノウハウやマニュアルを購入することによって、トライ&エラーにかける多くの時間を節約し成功までの距離を短くできることは確かでしょう。
実際にわたしが購入した、(主にアフィリエイトに関するものですが) いくつかの情報商品にも安いだけで中身が貧弱といったものもあれば、こころから素晴らしいと思えるような情報商品がありました。
これは、受け手側のわたしの問題でももちろんありますので、一概によくないとは言えませんし、私自身の消化吸収するスキルや考えがなかったことにもよるかもしれません。
失敗を怖がらずに、より有益な情報商品を入手するためにも、他の「お客様の声」などに左右されずに自分自身で選ぶ目をもっていたいものです。
そして購入した情報商品は、かならず行動によって自分自身に生かそうという、心構えが必要ではないでしょうか。いくらすばらしい情報を購入したとしても生かすのはあなた自身なのですから。
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